2013年6月21日金曜日

[Day 50] 期限付き移籍期間満了



挿し木していたツタから根が順調に生え始めている。成長の早さにビルの改装の方は置いていかれそうなくらいだ。早く根付けられるように花壇の改修を始めないといけないかもしれない。相変わらずゴミを投げ捨てられるため、改修を予定より早く着手しようと考えたところ。





頼れる戦力だった発電機がレンタル期間満了につき返却へ。二週間と短い中、最大限に電気を作ってもらった。二週間で三角ビルは見た目は変わらずも、中身は大きく変わった。ペンキは箱単位で消費されていき、コンクリートの空間が白くなり明るくなる。それぞれの階が目指す形が想像しやすくなった。






傘立てやゴミ箱など搬入したり、少しずつ人が人でいられる空間になってくる。






2013年6月13日木曜日

[Day 42] Feel Like Making...


ことわざ通りの"山となったチリ"にもクリーナーは有力だった。掃く度に舞い上がったチリが見る見る内になくなっていった。マスクなしでは居られなかった空間が変わった。

週末は多くの友人が手伝いに駆けつけてくれた。塗りをしてくれる人、掃除をしてくれる人、サビを削る人など分担で作業が進む。緩やかに、しかし確実に前に進んでいる手応えを感じる。同時に多くの友人に支えられて事が進むと実感する。







例年より早い梅雨入りを発表されながらも快晴続きのため、以前から着手したかった窓の落下防止柵の塗り直しをしてみた。まずは古い塗料とサビをスクレーパーで削る。この削る作業が意外に手強い。浮き上がった塗膜は簡単に削れるが、しっかり鉄に付いている塗膜はスクレーパーの角度をつけて抉り取らないといけない。







友人が電動工具で削ってくれた。削り上がる鉄の音を聞きながら、"工事現場の音がする"と当たり前のことを思った。近くで余り聞いた事ない音を最近たくさん聞いている気がする。

思った以上に磨きあげるのに時間は取られてしまい、錆び止めを塗る所で陽がくれてしまった。しかし、錆びたアイアンフェンスが均一の色になったことで、与える印象は大きく変わる。少し大げさだけど、放置され続けた建物に人の手が入り始めた、再生までの一歩にも思えた。晴れた日にペイントを重ね塗りするのが今から楽しみ。







この場を借りてお礼を。
手伝ってくれた皆、ありがとう。良ければまた共に戦ってくれると嬉しいです。





2013年6月8日土曜日

[Day 39] 新戦力とレンタル加入


掃いても掃いても終わりが見えない。結局、この粉塵対策にこの一週間は取られてしまった。ペンキを一度塗ってしまえば、チリの飛散が落ち着くが今度から塗る色は白色。なるべくは壁面のコンディションを良く塗りたい。

何より辛いのが水を流す場所がないこと。一度、屋上の排水口から水を捨ててみたら、劣化のためか排水管のジョイント部分から水が吹き出して落下していくのが見えた。


結局、お店をやっている友人、建築家のアドバイスを頂き、ケルヒャーの乾湿両用のクリーナーを買ってしまった。家庭用ながら業務用のノウハウを落とし込んだ最新機器。値段もお手頃で、リノベーションの完成後も掃除機として使えるのが大きな決め手に。一度は集塵機のレンタルも考えたが、わざわざそれ専用の物を揃えることはないと考えて、この判断に落ち着いた。






しかし、肝心のクリーナーを動かす電気がまだ通ってない。友人などに発電機を持ってないか当たってみたが、持っていたとしても掃除機が動かせるワット数を発電できる物はなく、結局、これだけはレンタルに。









レンタルを調べると、発電機はキャンプ、文化祭など短期的なレンタルを想定されており、保証金を兼ねて短期のレンタルが一番コストパフォーマンスが悪いことが分かった。長期的になればなるほど値段に差が出なくなってくる。とりあえず、レンタル屋さんでMAXの2週間レンタルを選択。懸念していたのは、掃除機などモーターを動力とする器機は、起動させるときに瞬間的に表示されるワット数を超える場合があること。しかも、性質が悪い事に器機によりその瞬間最高ワット数はバラバラなこと。少し余裕を持って、対応ワット数が大きめの発電機を借りることにした。


配送費もケチるために、都内某所に受け取りに行った。自分の小さな車に入るか不安だったけど、トランクにジャストサイズで収まった。さすがは車メーカーの発電機。そこまで計算しているのかなと思うぐらい奇跡的なサイズだった。






今は発電機をスターターで引っ張って起動させる度に、何か人生の経験値がレベルアップする音が聞こえてくる気がする。






2013年6月2日日曜日

[Day 32] 若き匠たちへ


予定している電気工事では、コンセントをなるべく壁に埋め込むのではなく、コンセントBOXをむき出しの状態にし、少し海外にある工場のようなイメージで、電線管で繋がった露出での仕上がりをイメージしている。その際にコンセントBOXを間違って塗らないようにマスキングをしたりするのは手間だなと思い、二期工事が始まる前に大体の壁面や天井を塗ることにした。






何せ素人。日曜大工もろくにしたことないのに壁面を塗る。インターネットで調べに調べ、塗料メーカーの担当さんにアドバイスを頂くも、結局はやってみないと分からない。今のラフなコンクリート壁面の状態で塗ってみて、仕上がりが気に食わないなければ、モルタルで壁面をならしてもう一度塗ってみる。二度手間になるかもしれないが、前向きな後ずさりなら、長い目でプラスと考え、やってみることにした。でも、おっかなびっくりな部分もあり、保険をかねて失敗しても被害が少なそうな塔屋の元ボイラー室をDIY最初の一歩として選んだ。

初めての経験で段取りが悪い中、友人がお手伝いに来てくれた。まずは汚れた床や壁面を掃除。掃き掃除でマスクをしても、マスクの色自体が真っ黒に変わる。デッキブラシなどで、一度水を含ませると、少しずつだが綺麗な面が出てくる。

色を変えたくない部分には、マスキングテープを張る。アク止めと接着を強くするため、シーラーを塗り一度休憩を挟む。





ローラーをひたすら動かし、壁に色がついていく。薄暗い空間が色を持つことで急に親しみが湧いて来た。ただ、想像より塗料が必要で結局二度塗りをすることは出来ず。しかし、仕上がりとしては、小学校のプールの更衣室にありそうな少し懐かしい空間になりそう。







掃除含め、塗ることに大体どの程度の時間がかかるか計算が立ち始める。ここの所、頭の中で段取りを組もうと考えるも、巧くまとまらず無駄に睡眠時間を削るだけだった。充実感と心地よい疲れでその日はよく寝れた。